top of page
検索
  • 執筆者の写真nudevintagecloset

立ち止まる時


良く言われたり、思われているのは 忙しそう

忙しいの定義は自由になる時間が少ないということだとしたら

私はとにかく 忙しくない


こう言ったら多くの人が羨むかもしれませんが、

仕事という概念があまりないのです。

そして、同じように良く聞かれるのがオンオフの付け方。


私自身、そのテーマついて深く考えたことが無く

意識的に生活しているわけではないので

聞かれた時に、ハッとしていました。


ただこのご時世になった時に

じっくりと自分の事、仕事の事、その他の事柄を

より掘り下げて考える時間が嫌でもたくさんあり、

日々フォーカスする部分に変化が大きくあったのも紛れもない事実。


30代後半にもなると全てがある程度俯瞰で見えて

それが自分を救う時もありますし、これまたその逆もあって

正しいことをすることが正義だと思って生きてきた20代から

今はより自分の内向的なテーマがいつも隣接しています。


この仕事を始めてからは年に4回は海外に行っていたので、

深く自分自身と向き合う時間がほぼ無くて

見えない何かに突き動かされて風のように日々が過ぎ

体は常に疲れていたけれどそのスピード感がとても心地良かった。

何かにチャレンジしている時間と環境こそが私を形成していると思っていたから。


ただ、今はその生活からは変化し

身動きが取れにくくなり、人とのコミュニケーションが減って

駆け抜けていた頃とは違う時間の過ごし方をしながら

少し立ち止まって今一度私自身の、ブランドの存在意義を再確認している時間を多く過ごしています。

自分の選択にいつでも責任が持てるように。


初心を忘れずにいるのはそう簡単なことでは無く

ふと我に返っては振り返る、そんなことの繰り返しです。


好きなことを仕事にするということ。

もっと建設的な考えを養いたい。

日々の生活の中で、行う行動であったり

身近な人から得られるヒントをもっと繊細にインプットできるように。

今までは、定期的に行っていた出張で自然と得られていた経験と価値観を

生活の中で見つけて、それを緻密に積み上げていことを大切にしています。


時にはハードに

時には立ち止まって

自分のペースに素直に従うことが

心身ともに潤す鍵だと改めて思う今日この頃です。


そんなことを考えているうちにあっという間に年の瀬。

焦りと不安と、安堵と期待。

毎年やってくるこの複雑な気持ちの折り重なり。

年々増していくような気も、

薄れていくような気もしている。


今年もそばにいてくれた身近な人達に絶大な感謝を

そして、いつも気に留めて頂いている皆様に多大なる感謝を。


当たり前のことを当たり前だと思わず

誰かの幸せを守れるような強い人間になるために。

日々実直に私なりのペースで精進していきたい。


今年もわずか。


素敵なクリスマスを。

穏やかな年末を。


どうか皆様、ご自愛ください。


----

写真はロンドンの街中。

買付の途中、大好きな音楽をめいっぱいの大音量でかけて

この街の香りを感じ、深呼吸する時間が大好き。

海外で過ごす一人きりの時間は孤独なのに、なんとも愛おしい時間です。


nude vintage owner

Tomomi









閲覧数:34回0件のコメント

最新記事

すべて表示

私とヌードヴィンテージの間にあるもの

“nude vintage”を立ち上げて早いもので4年半が経ち、 新参者なのでと言い訳に似た言葉を発することが出来なくなりつつある今、 何かアウトプットするべきことがあるのではないかと思い、 不定期ではありますがブログを書いてみようと筆を取りました。 私のお店は、実店舗を持っておりませんので、 SNSをご覧頂いている方、オンラインストアを介して商品を迎え入れてくださったことのある方でも実際にお会い

bottom of page